こんにちは。サクフリ編集部です。
サクフリブログは、デジタルマーケティング支援に特化したWebコンサルティング会社である『サクフリ株式会社』が運営しているオウンドメディアです。
「IT業界への架け橋になる」というテーマで、IT業界の基礎知識やWebスキルの習得方法を発信。習得後の「IT業界への転職」や「フリーランスとして独立」する方法も発信しています。
結論から言うと、Webマーケティングはしんどい・辛い仕事です。
それに、ネットやSNS上では、Webマーケティングの仕事は、「激務」や「入ると後悔する」などの噂があり、「Webマーケターになるのはやめとけ」などと言われています。
この噂は本当でしょうか?
そこでこの記事では、現在Webマーケターの僕がWebマーケティング業界でしんどい・辛いと感じたことを紹介します。Webマーケティング業界を志している方には、リアルな生の声を紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
※本コンテンツはプロモーション(PR)を含みます。また、詳しい最新情報に関しては必ず公式サイトをご確認ください。料金は特段の表示がない限りは全て税込表記です。
Webマーケティング業界の仕事内容
まずはWebマーケティング職の仕事内容を簡単に紹介しておきます。
Webマーケティング職の仕事内容は主に5つあります。
簡単に言うと、クライアントのWebサイトを広告やSNS、Google検索を使って露出を増やし、商品・サービスの売上アップを目指す仕事です。
主にWebサイトやWebサービスを用いて行われ、集客力や販売力のアップなどを目指します。
Webマーケティングは「しんどいからやめとけ」と言われる理由5つ
ここから本題に入ります。
Webマーケティングはしんどいから「やめとけ」と言われることもたまに聞きます。
ここでは、Webマーケティングは「しんどいからやめとけ」と言われる理由をまとめました。
①成果主義の実力だけが物を言う世界
Webマーケティングは常に成果が求められるので、やめとけと言われます。
Webマーケティングの成果は数値化されるので、どれだけの成果が出ているかが一目でわかってしまうので、成果が出てないとすぐにわかります。
ちなみに、数値化される成果は次のようになっています。
インプレッション(サイトが見られた数)×クリック率(広告がクリックされた回数)×CV(成約率)×LTV(どれくらい継続して成約したか)
上記の項目を数値化して計算し、売り上げを算出します。なので、成果を上げないとクライアントや上司からの圧力もあり、大変な思いをするでしょう。
②移り変わりが早く常に最新のWebスキルを学ぶ必要がある
Web業界は移り変わりが激しく、3ヶ月単位で変化すると言われています。なので、Webマーケターは常に最新の情報をキャッチしないと、あっという間に置いて行かれてしまいます。
ちなみに、Webマーケターに関係するWeb業界の変化は、次のようなものです。
Googleアップデート
Googleアップデートは、記事の検索順位を決めるためにGoogleが定期的に行っている施策。
アップデートによっては、検索結果上位から圏外まで飛ばされる場合もあります。
僕も経験したことがあり、これを食らうと目の前が真っ暗になります。
新たなライバルサイトの出現
自社サイトの記事が1位になっていても、突如出現したライバルサイトの記事に順位を奪われる場合もある。
なので、順位を譲らないために、記事の定期的な改善が必要です。
Facebookの広告審査
Facebookの広告出稿の審査は大変厳しいです。
一度審査に通っても、後になってポリシー違反で広告停止になる場合もあります。
③泥臭い単調な地味な作業が多い
Webマーケターの仕事は、一見PCのみで華やかにしている仕事をしているイメージがあるかと思いますが、クリエイティブさとは裏腹に、泥臭い地味な作業が多いです。
確かに、様々なマーケティング手法を用いたり、データ分析で数値やグラフを用いるのは多少のクリエイティブさはあるかもしれません。
ただ、作業自体は地味で、例えば次のような作業があります。
WebマーケターはPC1つで解決し顧客との折衝は少ないと思う方も多いかもしれませんが、意外に顧客との折衝などコミュニケーション能力が必要とされる場面も多いです。
また、キャッチコピーが思い浮かばず、頭を悩ませている人もいます。こういった地味な作業が苦手な人は、Webマーケターには向いていないでしょう。
④会社員では収入が低い
会社員のWebマーケターは、給料が低い傾向があります。
Webマーケターの平均年収は、doda社の調査によると466万円となっていますが、役職が低いと平均年収には届きません。
下記は、役職ごとのWebマーケターの平均年収となっています。
役職 | 平均年収 |
---|---|
未経験 | 300万円前後 |
一般社員 | 340万~400万円 |
マネージャー | 450万円~600万円 |
部長 | 650万円~750万円 |
上記の表を見てもわかるように、Webマーケターの平均年収を超えるには、マネージャーや部長に昇給しなければなりません。
ちなみに、フリーランスのWebマーケターの平均年収は、500万円前後です。
なので、Webマーケターとして稼ぎたいなら、会社員よりもフリーランスになった方が稼ぎやすいと言えます。
⑤要求されるスキルのレベルが高い
Webマーケターは、要求されるスキルが高く、専門用語も理解しなければなりません。
Webマーケティング全般に関する知識はもちろんのこと、ExcelやPowerPointなどオフィス製品が使えるか、サイトを制作するためのWordPressなどのCMSが使えるかなどが問われます。
また、Webマーケターは複数人で業務を行い、クライアントとのやり取りも行わなくてはなりません。なので、仕事がスムーズにいくためのコミュニケーション能力が必要です。
以上、Webマーケティング業界はやめとけと言われる理由でした。
ポイント
- 成果主義の実力だけが物を言う世界
- 移り変わりが早く常に最新のWebスキルを学ぶ必要がある
- 泥臭い単調な地味な作業が多い
- 会社員では収入が低い
- 要求されるスキルのレベルが高い
Webマーケティング業界で僕がしんどい・辛いと後悔したこと6選
それでは、前章の内容を踏まえ、今度は僕がWebマーケティング業界で働く中で、しんどい・辛いと感じたことを6つ紹介します。
①正解がなく、トライ&エラーの繰り返し
Webマーケティングには正解がありません。どれだけ調査してデータを集めても、成功するとは限りません。
例えば、下記のような失敗はよくある話です。
- キャンペーンを打ったが、全く効果が出ずお金だけ無駄にした
- 新しい広告を配信したが、プラットフォーム側からバンされた
- 申込件数を増やすためにWebサイトを修正したが、むしろ申込件数が減った
なぜこんなことが起こるかと言えば、ユーザーの心理を完璧に理解することはできないからです。
どれだけ腕のあるWebマーケターでも、百発百中で狙い通りに施策を当てることはできません。それにプラットフォーム側から一方的にバンされてしまう可能性もあります。
なので、トライ&エラーを繰り返しながら施策を改善し、成功への道筋を見つけていく必要があります。
僕もこれまで多くの失敗を経験してきました。自信満々に広告を出したのに、全然反応が無かったときは辛かったです。
②数字で結果が求められるのに結果が出るまで時間がかかる
Webマーケティングの成果は数字ではっきりと分かります。頑張っているかどうかはあまり関係なく、数字を出せたかどうかで評価されます。
そのシビアな環境にプレッシャーを感じて、きついなぁ、、、と思ってしまう人もいるはずです。特に経験が浅いうちは何が有効打になるか分からずに、とにかく手数で勝負をしていまい、空回りすることも多いです。
しかし、ある程度業務に慣れてくると、「これやったら伸びるな」という感覚がつかめてきます。そうすると、次第に戦略的な動きができるようになります。
- 戦略的に動ける
- 会社の業績に貢献できる
- あいつに任せておけば大丈夫そうだと思われる
- 自由な働き方ができる
という正のループに入ったらしめたもの。残業せずに帰っても何も言われません。
業務に慣れるまでは、数字で結果が求められることにストレスを感じることがあると思います。
③残業多く激務になる会社もある
残業が多いという話は広告代理店でちょくちょく聞きますが、事業会社でも忙しくなるタイミングはあります。
例えば、期間限定のキャンペーンを打つときですね。繁忙期になると、いろんな会社が「〇〇%OFF」「今ならこれが無料」みたいなキャンペーンをやりますよね。
そういうキャンペーンを実行するためには、専用のウェブサイトや広告などを準備する必要があります。しかも、クリスマスに間に合わせる必要があるので、かなりバタバタします。
もちろん、早めに準備すればいいだけのことなのですが、企画の修正とか部署間の調整とか色々やっていると、なんだかんだでギリギリになります。
そういう時期は残業が増えるので、激務だと感じることもあるでしょう。
残業が続くとしんどいですが、転職したての頃は、早くスキルを身につけるために、あえて残業するのもおすすめです。長い目で見ると、そっちの方が楽になりますよ。
④常に短いスパンで変化が求められる
Webマーケティング担当者は常に勉強し続ける必要があります。なぜなら、新しい技術やマーケティング手法がどんどん出てきているからです。
例えば、ここ5年くらいでYouTubeの視聴者は爆発的に増加し、Webマーケティングへの活用方法も進化してきました。
YouTube広告の種類も増えましたし、ビジネス系チャンネルの運営方法や、動画コンテンツによるファン育成方法など、ビジネス面でのYouTube活用が色々と試されてきました。
こういった新しい手法は活用するのが難しいですが、うまく取り入れることができれば、競合との差別化につながります。
Webマーケターとして成果を出すためには、常に新しいトレンドに目を向け、自社のビジネスに応用できないかと考えることが大切です。
⑤成果が出るまで時間がかかる
これはブログやSNSの運営に言えることですが、結果が出るまでけっこう時間がかかります。
例えばブログメディアを0から立ち上げて、Googleで上位表示しようとすると、早くても半年くらいかかるのが一般的です。
そして、この半年間がとにかくつらいし、不安です。今読んでいただいているこのブログ「サクフリブログ」ですが、立ち上げてから最初の3ヶ月くらいは全くアクセスがありませんでした。
来る日も来る日も記事を書き続けましたが、自分が正しい方向に向かっているか分からなかったので、精神が持たなくなりそうだったこともあります。
現在では、少しずつアクセスが集まるようになってきたので、むしろ楽しくなってきたのですが、最初の半年間はきつかったですね。
メディアを育てるには時間がかかるので、最初の半年くらいは成果が出なくても気にせず、走り抜けることが大切です。
⑥クライアントとITリテラシーが合わない
クライアントの中には、Web関係がまったくわからない年配者の方も少なくありません。Webの専門用語なんて使ったら「?」という顔をされます。
そのため、Webマーケターにはそんな方でも理解できるように、わかりやすく施策の経過・結果を伝える力が求められます。
これがなかなか難しく、最初の内は経験が浅いので、この説明で時間が取られ、結果残業が多くなってしまう、なんてことも少なくありません。
そのため、実はWebマーケティングの仕事で最重要なのはマーケティングスキルではなく、コミュニケーション能力と言われることもあるくらいです。
僕もはじめのころは本当に苦労しました。場数を踏んで解決しましたが、最初はしんどいと感じるでしょう。
Webマーケティングがしんどいと感じた時の対処法
ここまで、僕がWebマーケティング業界でしんどい・辛いと感じたことを紹介してきましたが、次にそれらを乗り越えた対処法を紹介します。
①ブログや本を読んでスキルアップする
Webマーケティングの仕事をしていて行き詰まる時に、上司に聞いても分からず、自分で抱え込んで悩んでしまうということはあります。
そのような問題に直面する時に解決するためには、自分で勉強をするのが一番の近道です。
どのマーケターも初めから完璧にできる人はいません。仕事をしながら失敗して、そこから学び、それでも難しい時には独学で本を読んだりするのも必要でしょう。
僕も未経験者で始めた時、Webマーケティングの基本的なことを経験者から教わりながら、さらに体系的に理解するために独学でブログや本を読み、実際にブログを作りながら勉強しました。
他にも、Webマーケティングのスクールに通ったり、他のマーケターと交流したり、地味な努力も大切です。
②Webマーケターは市場価値が高いと知る
これからのWebマーケティングは間違いなく需要が爆発的に増加します。
Webマーケティングの将来性を予測した記事でも書きましたが、Webマーケターのようなデジタル人材は、今後あらゆる業界から引っ張りだこになるでしょう。
理由はシンプルです。どんな企業も会社概要が掲載されたWebサイトを持っていて、インターネット上でビジネスを発信していない企業は存在しないからですね。
さらに言えば、コロナによってリモートやDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んで、オフラインに依存しないWeb上でのマーケティングが必須の時代になっているからです。
Webマーケの延長線上にあるデジタルマーケティングを学べば、様々な一流企業で幅広く活躍できるでしょう。
しんどいと感じた時は、今の自分のWebマーケティングという仕事がつらくても、今後市場価値の上がるスキルになると確信して進みましょう。
現に僕の体験談としても、独立してフリーランスになった時にWebマーケの仕事は常にありましたし、コロナの後ではさらに仕事の依頼が増えました。Webマーケで時代の波に乗りましょう。
③転職するか辞めるのは悪いことではない
Webマーケティングは、会社の属性や規模、部署、商流、また扱う商材やマーケティングの手法によって、仕事内容はバラバラです。
そのため、Webマーケティングの仕事が大変だと感じる時は、環境を変えてみることです。部署や会社が異なれば、Webマーケの業務内容も異なります。
特にベンチャー企業のWebマーケティングは激務である傾向があります。少し大きな会社に移ってみると、転職先のマーケティングが楽しくなったというWebマーケ仲間をたくさん見てきました。
特に、年収が低いことに不満を持っている方は、すぐに他のWebマーケティング会社へ転職することをおすすめします。
他社で培われるスキルやノウハウは重宝されるからです。
僕も体験談として、Webマーケティング会社を転職した時に、今までのやり方が完全に仕組み化して一新したことがありました。独立して解放的に仕事ができるようにもなりました。
それに独立すると収入が跳ね上がるので、スキルが溜まってきたと感じる方は、1度独立してみるのもありかと思います。
Webマーケティング業界で「楽しい・やりがい・魅力」を感じる時
今まで、Webマーケティング業界のつらいことばかり紹介してきましたが、Webマーケティングはしんどいことばかりではありません。
実際に、僕は現役のフリーランスWebマーケターとして働います。それは、今から紹介することがあるからです。
ここでは、僕がWebマーケターとして働いていて「楽しい・やりがい・魅力」を感じる瞬間を紹介したいと思います。
①施策を実施して目に見える形で成果につながった
自分がやったことが、目に見える形で成果につながったときは、Webマーケティングをやっていてよかったなぁと感じる瞬間です。
Webマーケティングで大変なことに「成果が全く出ないこと」を挙げましたが、これの真逆ですね。
例えばSEOで「こうすれば検索順位が上がるんじゃないか?」と仮説を立て、実際に施策を行った時に順位が爆上がりしたら、この時のアドレナリンは本当にすごいです(笑)
Webマーケティングは、自分が行った施策が「数字」として目に見える形で出てきます。しかも結果がタイムリーにすぐ出てくるので、自分のやったことの成果をすぐに実感しやすいんです。
このように、自分がやったことが目に見える形で成果につながったときは、Webマーケティングをやっていてよかったと、やりがいや面白さを感じる瞬間です。
②昇進して給料が上がる
昇進して給料が上がったときは、「この仕事を頑張ってきてよかったな」と思えますよね。
Webマーケターは、他の職種に比べて、実力ある人の給料が伸びやすい印象です。
なぜなら、Webマーケティングで成果を出せば会社の売上が伸びるからです。
自分の成果がしっかりと昇進・昇給に反映される点は、Webマーケティングの魅力の1つだと思います。
③クライアント・上司から感謝される
これはWebマーケターに限ったことではないですが、やはりクライアントや上司から感謝されたときはうれしいですよね。
Webマーケティングの役割は、会社経営で最も重要な課題である、売上・利益を創出することです。
なので、しっかり結果を出せば、クライアント・社内の経営陣から感謝されることもあります。
責任は重いですが、かなりやりがいがある仕事ですよ。
④身に付けたスキルは様々な業種に活かせ個人でも活躍できる
Webマーケティングで身に付けたスキルは、様々な業種に活かせます。
Webマーケティングの基本である「物を売るための技術」は、どの業界でも応用可能だからです。
小売業や通販、商社や金融などは、自社の商品やサービスを購入してもらって成り立っています。
また、近年はコロナの影響もあり、Webマーケティングに力を入れている企業が増えてきました。さらにリモートワークも増え、フリーランスや副業としてWebマーケティングを行っている人も増えています。
クラウドソーシングサイトなどを利用すれば案件は豊富にあるので、Webマーケティングの知識やスキルを身に付けると、個人でも活躍しやすくなるでしょう。
⑤フリーランスとして独立すると収入が跳ね上がる
前述した内容の延長線として、収入が大きく上がった時も、Webマーケティングの仕事をやっていてよかったと感じた瞬間でした。
Webマーケティングは稼げる仕事です。Webマーケティングの世界で、特に20代や30代で独立している方には、年収1,000万円以上を得ている人はゴロゴロいます。
Webマーケティングは会社員だと、年収1,000万円稼げるのは一部の大手企業だけですが、独立すれば、年収1,000万円は至って現実的なんですよね。
実際に私も、会社員では年収1,000万円は全くたどり着けませんでしたが、個人で仕事をやるようになってからは、周囲のお力添えもあり、年収1,000万円を超えることができました。
給料が上がらない時代だからこそ、スキルを活かして大きな収入を得られるWebマーケティングは、魅力ある仕事だと思いますよ。
未経験からWebマーケティング業界への転職はおすすめだがいきなりフリーランスになるのはやめとけ
前章の話から通じる話ですが、Webマーケティングは個人で始めやすいのもあって、いきなりフリーランスを目指そうと思う方も結構多いです。
実際私も会社を辞める時にいきなりフリーランスになるか迷いました。
ただ、正直言うと、未経験からいきなりフリーランスWebマーケターになるのは、やめといたほうがいいと思います。
実際にほぼ未経験からフリーランスWebマーケターになった私の身から言いますと、まずは転職してからフリーランスになる道を選んでおけば良かったと後悔しています。
①フリーランスWebマーケターのレベルは高い
フリーランスWebマーケターのレベルってめちゃくちゃ高いです。
なぜなら、マーケティング会社で実績を出した人たちが独立をして、フリーランスになってさらにパワーアップしているから。
未経験からフリーランスのWebマーケターになって稼いでいくなら、そのような人たちと戦わなければいけないということです。
大手広告代理店や有名コンサル企業出身の人たちが、フリーランスマーケターとして活動しています。フリーランスエージェントの担当に話を聞いても、登録している人はトップクラスのマーケターがほとんどと言っていました。
正直戦うだけ無駄になるので、未経験ならまずは転職して実践経験と実績を作ることをおすすめします。
②広告運用、SEOの実績がで判断される
フリーランスとして案件を獲得するためには、必ず実績が必要です。
代表的なところで言うと、広告の運用額やSEOの検索順位、あとは今まで関わったプロジェクト案件の詳細など詳しく聞かれます。
SEOならまだしも、広告運用額は個人で出せる金額じゃ話にならないので、案件を取ることはできないです。先ほど紹介した優秀な人たちの中には、広告運用額1000万以上なんてざらにいます。
もし、アフィリエイトサイト作って毎月200万ぐらい広告費にかけれるなら、フリーランスとしてもやっていけそうですが、そうでないならやめておきましょう。
③転職先で得た実績は独立後も活用できる
いきなりフリーランスWebマーケターを目指すことが、なかなか厳しいことを説明してきました。
なので私がおすすめしているのは、一度Webマーケティング会社に転職して、経験と実績を積み上げることです。
転職先で作った広告運用やメディア運営の実績は、フリーランスになった時も使えるので。
確かにフリーランスは、自由でお金もそれなりに稼げるので夢はありますが、いきなり独立するのは一番遠回りの方法です。
最短でフリーランスになりたいなら、まずはWebマーケティング会社に転職するようにしましょう。
Webマーケティングスクールってどうなの?「通うべき」か「やめとくべき」
前章では、Webマーケティング業界に転職するならまずは実績を積むことがおすすめということを説明しました。
僕は、転職や個人で稼げるようになるといった目標があるなら、Webマーケティングスクールに通うことをおすすめしています。
なぜなら、現役マーケティング講師がそれぞれの目標に合わせたサポートをしてくれるからです。そのおかげで、「挫折せずに目標までたどり着くことができた」という方を何人も見ていきています。
Webマーケティングを独学で勉強するには、ブログを孤独で継続し続ける根気とコツコツした努力が必要です。その辺りをサポートしてくれるのはめちゃめちゃ心強いんですよね。
個人的に独学で学んでみて思ったのは、挫折と不安で悩む時間がもったいないので、スクールに通う選択肢もありだったなと思います。
ただ僕の時代はこのようなスクールがまだありませんでした。今からWebマーケティングを学ぶ人は本当に環境が整っていて羨ましいなと思います。
ちなみに、Webマーケティングスクールに通うメリットをまとめておくと下記の通り。
以上のように、Webマーケティングスクールには未経験者にとってメリットが沢山あります。
転職保証や案件紹介のサポートがあることで、最短でWebマーケターに近づくことができますね。
とはいえ、ブログを使ってWebマーケティングのスキルを独学で身につける自信があるなら、スクールはやめたほうがいいでしょう。
Webマーケティングを独学で学ぶことができれば、スクールに通う費用も抑えることができて、企業側からも独学で身につけるだけの力があると判断される可能性もあります。
「絶対に転職したい」「個人で稼げるようになりたい」「副業から稼いでみたい」という方は、Webマーケティングスクールに通うことをおすすめします。
Webマーケティング業界のしんどさ・辛さに関するよくある質問【Q&A】
最後に、Webマーケティング業界のしんどさ・辛さに関するよくある質問をQ&A形式でまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
①Webマーケティングは激務?入ると後悔するって本当?
Webマーケティングの仕事は、激務になりやすい職場となりにくい職場があるようです。
ただ、Webマーケティングの仕事は、すべてが激務ではありません。確かに激務になりやすい職場もありますが、同じ職場でも激務になりにくい場合もそうでない場合があります。
激務になりやすい職場は、営業職や広告運用を担当している職場です。成果を上げられなかったりすると、残業は多くなります。
また、クライアントに振り回されると激務になりやすいです。夕方や夜に商談を行ったり、修正を何度も行わなければならないと、激務化しやすくなります。
②Webマーケティングを独学で学ぶのは難しい?
独学で学ぶのが相当難しいと思います。これは、僕が独学で身に着けたので間違いありません。
独学は相当時間がかかります。僕は自らブログを作り、実績を積むまで約2年かかりました。
僕は2年間でSEOを中心に学んだのですが、2年間勉強する間にSNSやYouTubeに台頭がありましたが、その波には乗り遅れたと感じています。
Webマーケティング業界は変化が早いので、独学だと新しい波がきた時に乗り遅れます。独学だと最低でも1年以上は見積もっていた方が良いでしょう。
それであれば、Webマーケティングスクールで3ヶ月程度の短期集中でスキルを身につけた方が良いと思います。
僕がWebマーケティングを始めた頃は、Webマーケティングスクールなんてなかったですから、今の人は羨ましいです。今の僕ならそうします。
ただ、そうは言っても予算的に厳しいという人もいると思うので、そんな方には下記の記事でWebマーケティングスクールの独学方法をまとめているので、参考にしてみてください。
③Webマーケティングは「やめとけ」「胡散臭い」は嘘?業界の将来性は?
これまで紹介してきたような、Webマーケティングの大変さが気にならない方には、Webマーケターの仕事はおすすめです。
Webマーケティング業界の将来性は今後も成長が見込まれている業界です。特に、動画やSNS市場は大きく伸びると予想されています。
いずれにせよ、ネットビジネスを行うならWebマーケティングのスキルは必須なので、知識やスキルを身に付けて損はないでしょう。
④Webマーケティングはどの分野がしんどい?
Webマーケティングにはいくつかの分野が存在しています。
例えば同じマーケティングと言っても、市場分析を行うマーケティング、Webサイトの上位表示を狙うSEO対策、売上増加のためのリスティング広告、集客を増やすためのSNS運用などクライアント次第で多岐に渡る業務が発生するのです。
この全てを求められる場合もありますし、どれかひとつの分野でマーケティングを行なって欲しいと言われることもあります。
そして重要なのは、この全てを少しずつ網羅することより突出したスキルを身につけることです。
全てができるのが理想ではありますが、「じゃあ一体何があなたの強みなの?」と言われた時には逆にスキルがぼやけてしまいます。
あれもこれもやったことはあるけど、深くはわからないというよりは「この分野では人に負けないスキルがある」と言えた方がアピールになるのです。
広告運用は短期決戦でしんどい
Webマーケティングの中でも広告運用が最もしんどいと言えます。
前述の通り、広告運用はかける費用の規模が大きければ大きいほど結果も求められます。短期間で結果を出すためにひとつの案件も短く、次々とこなしていかなければなりません。
一種の起爆剤のようなもので、結果の回収にもそこまで時間をかけないのが特徴です。多くの場合は数ヶ月以内に広告費用以上の売上を出す必要があります。
さらに、広告運用にもいくつかの種類があります。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- DSP
- SNS広告
- 動画広告
- 純広告
- アフィリエイト広告
これだけの種類の広告をそれぞれの媒体に合わせて計画運用していくのは、Webマーケティングの中でもスピードと成果を特に求められる分野といえます。
数字で結果が見える仕事の方が合っている、成果を目に見える形で出したいという方は広告運用に向いているでしょう。
SEOマーケティングは長期間で効果の持続時間が長い
SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、GoogleやYahooなどの検索エンジンでの上位表示を目的に行われるWebマーケティングの施策です。
僕はこのSEOを最も得意としています。
検索エンジンの上位表示は企業の売上にも直結しており、検索結果の1位に表示されると、そのサイトのクリック率は約30%、2位・3位は大きく下げて約10〜15%、10位ではたったの1%と検索順位によって大きく変わります。
せっかく良い商品を作ったとしてもサイトを見てもらえなければユーザーには伝わらず、売上にもつながりません。
日本の検索エンジンの8割はGoogleとYahooが使われており、この2つは同じアルゴリズムを利用して上位表示サイトを決定しています。
いずれの場合も、検索するユーザーのニーズを満たすサイトかどうかを判断基準としているため、検索エンジン側にもそれを伝えてあげる必要があります。
そのためのテクニックとしてSEO対策が必要とされているのです。
SEO対策は広告運用と比較すると、効果の計測までに一定期間が必要なこともあり半年〜1年程の長期間で行います。短期で爆発的な結果を求める広告運用と違い長期間じっくり取り組むと言うのがSEOマーケティングの特徴です。
また、SEO対策に取り組む企業の多くはITリテラシーも高く、企業に対してWeb運用のアドバイスをすることで上流の案件に関わることができます。
実はWebデザインやWebライティング、広告運用に比べて息が長く、長期間安定した案件が多いのもSEOマーケティングの特徴です。
⑤Webマーケティング業界に向いてる人は?
以下のような人は、Webマーケティングが向いていると思います。
もちろん、上記の全て当てはまらないと向いていないというわけではなく、どれか一つでも特徴を持っていれば大丈夫です。
私は究極のめんどくさがり屋なので、自分が動かないよう仕組み化して売り上げを作るWebマーケターが向いてると思いました。
あとはWebマーケティングの売り上げってゲームのスコアみたいなものなので、ゲーム好きな人は結構ハマる仕事のはず。
スコア(売上)をコツコツ伸ばして、分析していける方は間違いなく向いていると思いますよ。
Webマーケティング=Web上のゲームみたいな感じなので、面白くて僕は大好きです。
まとめ:Webマーケティングは最初はしんどいし辛いけど、半年後には楽しくなる
最後に、Webマーケティング業界は給料が他の業界よりも20%ほど高く、やりがいもあって魅力的な職業ですが、流行だからという理由で始めるのはやめておきましょう。
結局のところプログラミングと一緒で、どれだけ流行っていて魅力的な職業でも、自分の価値観に合っていなければ必ず後悔することになります。
だからこそ、スクールの無料カウンセリングでしっかり話を聞いて、今後Webマーケティングをやっていくのか客観的に判断してもらうことが大切です。
Webマーケターになりたいなら即行動することも大事ですが、リサーチすることもとっても大切ですよ。
そこで下記の記事で、現役Webマーケ講師がおすすめするWebマーケティングスクールを紹介しています。まずはスクールの無料カウンセリングを受けて、現役マーケターに今後の方向性について相談してみてくださいね。
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