こんにちは。サクフリ編集部です。
サクフリブログは、「IT×不動産」のWebマーケティング支援を得意とする『サクフリ株式会社』が運営しているオウンドメディアです。
「不動産のマッチングサイト」を運営している知見を活かし、不動産クラウドファンディング、ソーシャルレンディング、資産運用セミナーを始めとする、投資・資産運用に関する情報を発信しています。
少額から投資でき、手間もかからない不動産投資クラウドファンディング。しかし、不動産投資クラウドファンディングも投資である以上、デメリットもあります。
不動産投資クラウドファンディングで失敗すると、お金の損失だけでなく精神的なダメージも負ってしまうものです。なので、事前にどのような失敗があるのかを理解したうえで対策しながら投資することで、安心して投資ができます。
そこでこの記事では、不動産投資クラウドファンディングのデメリットや投資する時の注意点を把握した上で、危険を回避する方法を初心者向けに分かりやすく解説します。
※本コンテンツはプロモーション(PR)を含みます。また、詳しい最新情報に関しては必ず公式サイトをご確認ください。料金は特段の表示がない限りは全て税込表記です。
デメリットが少ない不動産クラウドファンディング7選
デメリットが少ない不動産クラウドファンディングを紹介します。クリックすると該当箇所へ飛べるので、気になるクラウドファンディングはチェックしてみてください。
①CREAL|上場企業運営で多種多様な大型不動産に投資できる
おすすめ度: 5.0
おすすめポイント
- 基本手数料が無料で配当額を満額で受領できる
- 年率約4〜5.5%の高い利回りを実現
- ホテル・オフィス・保育園・学校・物流施設など大型案件にも投資できる
- 投資家を保護する仕組みが整っている(分別管理・マスターリース)
- 上場企業が運営しており、限りなく貸し倒れリスクがない
『CREAL』は、東証グロース上場企業であるクリアル株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。
上場企業は一定の資本力、外部監査、反社会勢力の交際がないかなどの審査を受けているため、社会的信用そして財務力において一定の基準をクリアしています。それだけに、倒産という自体には陥りにくく、また投資家に対して不正行為を働く可能性が低いです。
最低投資額1万円~始めることができ、基本手数料が無料です。同じような不動産投資では様々な手数料が発生するのが、大きな損失となることもありますが、CREALでは全て無料となっています。
利回りは、年利率4〜5.5%程度のハイリターンを実現しています。利回りが高ければ高いほど利息も多くもらえるため、配当金が高くなり儲けることができます。企業が通常銀行から融資を得る場合は、利息がかなり安くなっており企業も返済しやすいです。
そして、大きなメリットと感じるのが多種多様な大型不動産に投資できる点です。多くの不動産クラウドファンディングでは、居住用マンションだけという場合が多いですが、CREALではホテルやオフィスはもちろん、保育園や学校、物流施設など多種多様な投資先を選べます。
個人では、上記のような大規模なファンドにローリスクで投資できる機会は少ないので、大規模投資にローリスクで参加したい方は、ぜひ投資してみてください。
「優先劣後出資」・「分別管理」・「マスターリース契約」といった投資家を保護する仕組みも豊富です。CREALは業界内でも人気、実績共に屈指のサービスなので、迷ったらCREALを選んでおけば間違いないでしょう。
CREALの基本情報
運営会社 | クリアル株式会社 |
想定利回り | 4〜5.5% |
最低投資金額 | 1万円 |
手数料 | 全て無料 |
運用期間 |
8ヶ月〜18ヶ月 |
運用実績 | ◎ |
公式サイト | https://creal.jp/ |
CREALの口コミ・評判
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CREAL(クリアル)の口コミ・評判は?メリット・デメリットを解説
②Rimple|上場企業運営で東京23区の居住用マンションに投資可能
おすすめ度: 5.0
おすすめポイント
- 東証プライム上場企業が運営しており信頼性が高い
- 優先劣後方式を採用しているためリスクが低い
- 投資資金を短期間で回収できる(6ヶ月〜12ヶ月のものが多い)
- 東京23区の良質な投資用マンションに投資できる
- 利回り4%~5%前後と高利回りが期待できる
『Rimple』は、東証プライム市場に上場しているプロパティエージェントが運営する不動産クラウドファンディングです。
投資案件は、秋葉原、新宿、祐天寺など東京23区の投資用マンションが中心です。東京23区の物件は、稼働率が安定しやすく景気に左右されにくいので、ローリスク・ミドルリターンを狙って投資したい方におすすめです。
また、優先劣後方式を採用しているため、損失が出た場合、一定の損失割合までは運営会社が先に損失を負担してくれるので、投資家に有利な内容といえます。
利回りは4%~5%前後と高収益が期待できます。これは一般的な不動産クラウドファンディングよりも比較的高利回りです。利回りが比較的高めなので、ある程度収益を狙えるという点もメリットとなるでしょう。
また、募集案件には6ヶ月〜12ヶ月のものが多く、比較的短期間で投資金額を回収することが可能です。運用期間が短いので出資金の償還も早いです。償還された資金をさらに次のファンドに素早く出資できるなど、資金の回転が良くなるメリットもあります。
最低投資額1万円~始めることができるので、上場企業運営の信頼できる投資先で少額から投資したい初心者にもおすすめです。
Rimpleの基本情報
運営会社 | プロパティエージェント株式会社 |
想定利回り | 3%〜5% |
最低投資金額 | 1万円 |
手数料 | 出資金を入金する際の振込手数料のみ |
運用期間 |
6ヶ月〜12ヶ月 |
運用実績 | ◎ |
公式サイト | https://funding.propertyagent.co.jp/ |
Rimpleの口コミ・評判
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Rimple(リンプル)の口コミ・評判は?出金手数料・特徴を解説
③OwnersBook|運営元が上場企業グループでエクイティ型なら約7%の高利回り
おすすめ度: 5.0
おすすめポイント
- 運営元が上場企業の100%子会社で不動産のプロ集団
- 優先投資枠で一般の投資家よりも優先的に投資ができる
- 手数料が無料な費目が多く業界内では安め
- 案件タイプは2種類で貸付型案件は全案件不動産担保付き
- エクイティ型なら7%程度の利回りが期待できる
『OwnersBook』は、上場企業の100%子会社であるロードスターインベストメンツ株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。
親会社は2017年には東証マザーズに上場しています。投資運用業や金融商品取引業など幅広い免許や登録を受けた会社で、不動産投資・運営など豊富な知識・経験を有しています。OwnersBookの案件も、不動産投資・運営のプロが厳選した物件を提供しています。
OwnersBookの参加方法には主に貸付型とエクイティ型の2タイプあります。
貸付型は、ク集めた資金を使い、お金を借りたい企業に対し、不動産等を担保として融資する方法です。エクイティ型は、クラウドファンディングで集めた資金を使い、単数または複数の特別目的会社(SPC)を経由して、不動産信託受益権や出資持分等を取得します。
通常案件の利回りが3%、高くても5%ほどなのに対し、年利7%以上のものがあるのがエクイティ型です。
OwnersBookでは、最低投資額1万円~始めることができますし、手数料も安く、会員登録・口座開設・口座維持・取引手数料が無料なので、余計なコストを掛けずに投資できます。
OwnersBookの基本情報
運営会社 | ロードスターインベストメンツ株式会社 ※東証マザーズ上場企業の100%子会社 |
想定利回り | 3%〜5% (エクイティ型なら7%) |
最低投資金額 | 1万円~ |
手数料 | ・会員登録:無料 ・口座開設:無料 ・案件取引:無料 ・入金:自己負担 ・出金:330円 |
運用期間 |
3ヶ月〜37ヶ月 |
運用実績 | ◎ |
公式サイト | https://www.ownersbook.jp/ |
OwnersBookの口コミ・評判
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④COZUCHI|年利4~13%程度の高い利回りが魅力で途中解約が可能
おすすめ度: 4.5
おすすめポイント
- 不動産証券化のコンサルティング会社が選んだ高品質な物件に投資できる
- 配当利回りに上限がなく、フェアに利益を分配
- 年利率4~13%程度の高い利回り
- 途中解約が可能でいつでも換金できる
- 平均運用期間は11.2ヶ月と投資資金を短期間で回収できる
『COZUCHI』は、LAETOLI株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。
LAETOLI株式会社は、不動産証券化のコンサルティング業務や、不動産小口化商品の組成と販売を展開する不動産会社で、COZUCHI以外にも、「KABUKI X」というNFTやブロックチェーンを活用したサービスや、「TREE X」というクラウドファンディングのシステムも提供しています。
COZUCHIを利用すれば、経験を積んだプロが選んだ物件に投資できるので、より確実なリターンが期待できます。
優先劣後方式を採用しており、損失が出た場合、一定の損失割合までは運営会社が先に損失を負担してくれるので、投資家に有利な内容で投資できます。また、一般的な不動産クラウドファンディングでは、優先出資者に優先的に配当される一方で、配当利回りに上限が設定されているケースが多いです。
その点、COZUCHIでは優先出資者に優先的に配当されることはもちろんのこと、配当利回りに上限がなく、フェアに利益を分配しています。
ローリスクな商品設計を重要視しながらも、出資者により高いリターンの年利率4~13%程度のハイリターンを実現できるようサービス開発を行っています。
出資は1万円と少額から投資でき、途中解約が可能でいつでも換金できます。途中解約できる不動産クラウドファンディングは少ないですし、平均運用期間は11.2ヶ月と短期間で回収もできるので、ぜひ気軽に登録してみてください。
COZUCHIの基本情報
運営会社 | LAETOLI株式会社 |
想定利回り | 約4%〜13% |
最低投資金額 | 1万円 |
手数料 | ・月1回まで無料 ・2回目以降:一律330円(換金手数料のみ) |
運用期間 |
平均11.2ヶ月 (途中解約も可能) |
運用実績 | 〇 |
公式サイト | https://cozuchi.com/ |
COZUCHIの口コミ・評判
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⑤プロパティプラス|飯田グループのデザイナーズマンションに投資可能
おすすめ度: 4.5
おすすめポイント
- 収益性が高い自社のデザイナーズマンションに投資できる
- 安⼼の大手不動産会社「飯⽥グループ」が投資先を提供している
- 安⼼して投資できるよう限りなくリスク軽減策を講じている
- 会員同士なら出資分を譲渡できる(中途解約ができる)
- 賃料保証で配当減少リスクを低減している
『プロパティプラス』は、東証プライム上場企業の飯田グループホールディングスのグループ企業である㈱リビングコーポレーションが運営している不動産クラウドファンディングです。
提供元であるリビングコーポレーションが所属する飯⽥グループホールディングスは、1⽇に約120⼾・1年間で約46,000⼾以上の家を提供しています。これは、⽇本全国で分譲⼾建住宅を購⼊された⽅々の約30%が当社グループから家を選んでいただいている計算になります。
プロパティプラスで提供されているファンドの投資対象は、運営会社の自社物件となっており、デザイナーズマンションです。投資用デザインマンション(quador/Branche)は、政令指定都市を中心に全国規模で商品開発を行っており、300棟以上の供給実績を誇るシリーズです。
主要都市に駅徒歩10分以内の好立地でありながら、高い人気を誇るデザイナーズマンションを提供しており、機関投資家や個人投資家 など幅広い方から支持を集めています。
「優先劣後構造」・「賃料保証」・「強固なセキュリティ」・「信託銀行への分別管理」など、安⼼して投資できるよう限りなく投資リスクの軽減策が多数講じられています。
プロパティプラスでは、会員同士で出資分の分譲を行うことができます。譲渡のために手数料は発生しますが、どうしてもお金が急ぎで必要になっときは、出資分の譲渡を検討しましょう。
プロパティプラスの基本情報
運営会社 | 株式会社リビングコーポレーション |
想定利回り | 3.2%〜10% |
最低投資金額 | 1万円 |
手数料 | 全て無料 |
運用期間 |
3ヶ月〜 |
運用実績 | 〇 |
公式サイト | https://propertyplus.jp/ |
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⑥ダーウィンファンディング|幅広い不動産ファンドに投資できる
おすすめ度: 4.5
おすすめポイント
- 最低1口1万円の少額から投資できる
- 優先劣後方式を採用しており最大限のリスクヘッジをしている
- 新築・中古・一棟・オフィスまで幅広い不動産に投資できる
- 年利4.5〜8%程度と利回りが高い
- 運用期間が短いので短期間で回収可能(運用期間:2~3ヶ月)
『ダーウィンファンディング』は、1口1万円から投資できる不動産クラウドファンディングです。
運営会社であるダーウィンアセットパートナーズ株式会社は、不動産の販売実績として、累計販売戸数「700戸以上」という確かな実績があり、多くの方に選ばれ続けています。
本業を活かした幅広い不動産をファンドを扱っているのが特徴で、新築・中古・一棟・オフィスまで多様で、特に価値が下がりにくい都心物件を多く扱っています。
数多くの業界実績がある運営会社であり、これから幅広い不動産案件をファンドとして扱う方向ということで分散投資も可能でリスク軽減に繋がります。
利回りも「4~7%」であり、第一号案件の利回りは「8%」です。そのため、高い分配金がほしい方におすすめです。
また、運用期間は「2〜3ヶ月」と短い傾向にあり、運用のリスクを抑えられて、換金もしやすいです。多くの不動産投資型クラウドファンディングでは、運用期間が偏っているサービスが多いです。その点、幅広い運用スタイルの投資家も利用できる内容になっています。
ダーウィンファンディングの基本情報
運営会社 | ダーウィンアセットパートナーズ株式会社 |
想定利回り | 4.5〜8%程度 |
最低投資金額 | 1万円 |
手数料 | 出資金の振込手数料のみ |
運用期間 |
2ヶ月〜1年半 |
運用実績 | 〇 |
公式サイト | https://darwinfunding.com/ |
ダーウィンファンディングの口コミ・評判
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ダーウィンファンディングの口コミ・評判は?メリット・デメリットを解説
⑦ちょこっと不動産|運用期間が短めのキャピタル型案件が中心
おすすめ度: 4.5
おすすめポイント
- 最低1口1万円の少額から投資できる
- 優先劣後方式を採用しているため、リスクヘッジができている
- マスターリース契約で投資家のリスクを低減
- 年利4~7%程度のミドルリターンを実現
- 運用期間が短めのキャピタル型案件が中心
『ちょこっと不動産』は、株式会社良栄が運営する不動産クラウドファンディングです。
運営会社である良栄は、不動産開発・賃貸事業において長年の実績がある不動産会社です。市場分析や用地取得・施工からアフターサービスまでを一貫して行っていて、そのノウハウを活かした不動産ファンド事業として「ちょこっと不動産」を運営しています。
投資先は、レジデンスやオフィスビル、テナントビル、店舗などで、運用期間は4ヶ月~12ヶ月と短期間のファンドが多く、短期間で投資回収できる点がメリットです。最低投資額1万円~始めることができ、年利4~7%程度のミドルターンを実現しています。
また、優先劣後方式やマスターリース契約などの仕組みを採用し、投資家へのリスクを限りなく軽減しています。
ちょこっと不動産は、歴としては浅めですが、過去全て元本割れすることなく出資金の償還がなされ、想定利回り通りの配当が行われています。計画された想定利回りを外すことなく、安定した運用を続けている実績があります。
ちょこっと不動産の基本情報
運営会社 | 株式会社良栄 |
想定利回り | 約4%〜7% |
最低投資金額 | 1万円 |
手数料 | ・契約事務手数料:無料 ・譲渡事務手数料:11,000円 ・相続事務手数料:11,000円 ・出金手数料:GMOあおぞらネット銀行の場合145円(それ以外は無料) |
運用期間 |
4ヶ月〜12ヶ月 |
運用実績 | 〇 |
公式サイト | https://chokotto-fudousan.jp/ |
ちょこっと不動産の口コミ・評判
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不動産クラウドファンディングを選ぶ時の基準
不動産クラウドファンディングを選ぶ時は、大抵下記の3つのパターンで選ことが多いです。まずは、不動産クラウドファンディングを選ぶ時のパターンを紹介し、それぞれに内在するデメリットを解説します。
①利回りを基準
当然ですが、不動産投資型クラウドファンディングも立派な投資なので、利回りの高さで選ぶ人が大半でしょう。
不動産投資型クラウドファンディングの利回りは約3~5%程度になります。その中でも、利用するサービスや投資する不動産の種類によっても利回りは変化しますが、目安として利回り5%以上は高いと覚えておきましょう。
ちなみに、利回りには下記の3つの種類がありますが、基本的には①予定利回りをチェックしておけばOKです。
- 予定利回り(想定・期待利回り)
→出資者に対して配分される割合をあらかじめ予定されてもの - 表面利回り
→投資した金額に対して、1年間で得られる収入がいくらかを計算した割合 - 実質利回り
→投資した金額以外にも発生する諸経費や維持費を含めて、1年間で得られる収入を計算した割合
不動産クラウドファンディングでは、物件の維持費や管理費込みで出資するため「③実質利回り」を気にする必要はあまりありません。
しかし、他の投資を行う場合は実質利回りまで確認しないと思ったような利益が出ないケースがあるため、注意しておくべき利回りです。
サクフリでおすすめしている利回りが高い不動産クラウドファンディングを知りたい方は、関連記事『利回りが高い不動産クラウドファンディング』をご覧ください。
②運営会社の規模(大手で上場しているか)
運営会社が安定しているかどうかも重要なチェックポイントです。安定している運営会社を選ぶことで、投資家の資金が守られるだけでなく、信頼性の高い案件に投資することができます。
また、質の高い案件が多く、倒産リスクが低い運営会社を選ぶことも重要です。安心して投資を行いたい人は、運営会社の実績や信頼性をしっかりと確認してから投資を検討することをおすすめします。
上場している、実績の多い不動産クラウドファンディングはこの点がしっかりとしているので、おすすめですよ。
サクフリでおすすめしている大手企業運営の不動産クラウドファンディングを知りたい方は、関連記事『大手企業運営の不動産クラウドファンディング』をご覧ください。
③国内不動産か海外不動産か
海外不動産クラウドファンディングを活用することで、投資のポートフォリオをグローバルに拡大することができます。そのため、海外不動産への投資も検討する人も多いでしょう。
国内の不動産市場だけでなく、成長中の海外市場にもアクセスできるため、経済成長が見込まれる新興国や、安定した市場を持つ先進国の物件に分散投資することで、収益性の向上を図ることができます。
サクフリでおすすめしている海外不動産に投資できるクラウドファンディングを知りたい方は、関連記事『海外不動産に投資できるクラウドファンディング』をご覧ください。
利回り重視で不動産クラウドファンディングを選ぶデメリット
では、前述した3つのパターンごとで、不動産クラウドファンディングに投資するデメリットを把握しておきましょう。
まずは、利回り重視で不動産クラウドファンディングを選ぶ時のデメリットや注意点を解説します。
①リスクとリターンのバランス
高利回りの案件は高リスクであることが多いです。
例えば、開発中の物件や立地条件が悪い物件などはリスクが高く、その分リターンも高く設定されることが一般的です。
リスクを理解し、自分のリスク許容度に合った案件を選ぶことが大切です。
②物件の立地と市場動向
不動産の価値は立地に大きく依存します。利回りだけに注目するのではなく、その物件がある地域の不動産市場の動向や、今後の成長性をよく確認する必要があります。
人口増加エリアや再開発が進む地域はリスクが低く、安定した利回りを得やすいです。
③運営会社の信頼性と実績
不動産クラウドファンディングを提供する運営会社の信頼性や過去の実績を確認することが重要です。
透明性のある運営会社は、リスク管理がしっかりしており、投資家に適切な情報を提供します。また、過去の案件の成績やトラブルの有無を確認することで、その会社の信頼性を測ることができます。
本記事の中では『OwnersBook』と『プロパティプラス』は、上場企業のグループ会社が運営する不動産クラウドファンディングのため、信頼性がこの中では1番高いです。
④投資期間と流動性
投資期間が長い案件は、資金の流動性が低く、早期に資金を回収できない可能性があります。
また、途中解約ができない場合が多いため、長期的に資金を固定しても問題ないか確認が必要です。
短期間で高利回りが期待できる案件もありますが、それもリスクが高いことが多いです。
⑤リスク管理の仕組み
保証や担保が設定されているか確認することも重要です。
一部の不動産クラウドファンディングでは、元本保証がない場合が多いですが、物件に担保が設定されている案件や、損失リスクを低減するためのリスク管理体制が整っている場合、投資リスクを軽減することができます。
⑥配当タイミング
高利回りでも、配当が定期的に行われるかどうかは確認が必要です。案件によっては、最終的に売却される時まで利益が確定しないものもあります。
定期的なキャッシュフローを重視するのであれば、配当が定期的に行われる案件を選ぶことが賢明です。
⑦案件の多様性
ポートフォリオを分散することもリスク管理の一環です。
複数の物件に投資することで、特定の物件や地域の不調により全体の損失を被るリスクを軽減できます。
高利回りの物件ばかりに集中するのではなく、安定的な利回りの物件とのバランスを取ることが重要です。
サクフリでおすすめしている利回りが高い不動産クラウドファンディングを知りたい方は、関連記事『利回りが高い不動産クラウドファンディング』をご覧ください。
運営会社の規模で不動産クラウドファンディングを選ぶデメリット
続いて、運営会社の規模で不動産クラウドファンディングを選ぶデメリットを紹介します。
①想定利回りは低いめの傾向がある
投資対象としての安定性が高い大手・上場企業の不動産クラウドファンディングですが、非上場企業の運営と比較して唯一劣るのが想定利回りが低い点です。
不動産投資型クラウドファンディングの利回りは約3~5%程度になります。その中でも、利用するサービスや投資する不動産の種類によっても利回りは変化しますが、目安として利回り5%以上は高いと覚えておきましょう。
その中で、非上場の不動産クラウドファンディングでは年率10%の想定利回りを出しているファンドもあります。一方、大手・上場企業運営の不動産クラウドファンディングでは年率3%〜5%程度と相場通りになっていることが多いです。
とはいえ、その他の投資案件と比較すると、不動産クラウドファンディングの安全性は群を抜いていますし、FXや仮想通貨、株の信用取引などの投機的な取引に比べると元本を毀損するリスクは低く、運営会社が上場・非上場どちらであっても低リスクな不動産金融商品です。
しかも、不動産クラウドファンディングの最大の魅力は少額で多くの商品に分散投資できることです。そのため、高利回りを求める方は、大手上場企業の案件に申込み、安全性を確保しつつ、高利回り案件を扱っている非上場企業の案件にも並行して投資しておくと良いと思います。
②投資案件が人気で競争が激化し申し込めない可能性が高い
不動産投資型クラウドファンディングは、これまで説明してきた通り、気軽にどなたでも投資することが可能ですが、その反面、人気がありすぎるため投資したくてもできないことが多いです。
特に、上場企業のクラファンは安定性が高いので、競争倍率が高く申し込めないことも多々あります。人気のサービスでは募集から1分足らずで応募上限が埋まってしまうことも多々あるため、投資する機会を逃してしまうことも珍しくありません。
投資できないまま現金で持っている期間は金利がゼロですので、投資効率も落ちてしまいます。この課題に対して、最近では先着順ではなく抽選方式のサービスも増えてきました。複数のサービスに登録しつつ、抽選でも応募していくことが成功させる秘訣となります。
③運営側の利益優先の可能性
大手上場企業は、株主への利益還元や自社の利益を重視するため、投資家よりも企業側の利益を優先するような運営方針が取られる可能性があります。
これにより、投資家にとって最適な投資条件やリターンが保証されない場合があります。
大手企業は信頼性が高い一方で、運営にかかる手数料が高めに設定されていることがあり、結果として投資家が得るリターンが減少するリスクがあります。
④1つの案件に対する依存度が高くなる傾向がある
大手上場企業は大規模なプロジェクトに投資する傾向がありますが、これにより一つの案件に対する依存度が高くなり、万が一プロジェクトが失敗した場合、損失も大きくなる可能性があります。
また、小規模な高収益案件が選ばれにくい点も、成長性を求める投資家にとってはデメリットです。
⑤個別対応の柔軟性が低い
大手上場企業は多くの投資家を相手にするため、個別対応や柔軟なサービスが提供されにくい場合があります。
個々の投資家のニーズに合わせたカスタマイズや細やかなサポートが期待しにくく、パーソナライズされたサービスを求める投資家にとっては不満が残るかもしれません。
サクフリでおすすめしている大手企業運営の不動産クラウドファンディングを知りたい方は、関連記事『大手企業運営の不動産クラウドファンディング』をご覧ください。
海外不動産投資向けの不動産クラウドファンディングを選ぶデメリット
続いて、海外不動産投資向けの不動産クラウドファンディングを選ぶデメリットを紹介します。
①為替リスクは避けられない
海外不動産への投資では、投資先の国の通貨が円に対して変動する可能性があり、これが投資リターンに影響を与えることがあります。
特に、日本円が投資先の通貨に対して強くなると、現地での収益が減少するリスクがあります。
為替ヘッジの手段が用意されていないクラウドファンディングの場合、このリスクを直接負うことになります。
②国際法・税制リスクがある
各国の不動産取引に関する法制度や税制は異なり、投資家にとって不慣れな法律や手続きが関与することがあります。
例えば、外国人による不動産所有に制限がある国や、税制が複雑な国では、予期しない税負担が発生する可能性があります。
また、税務申告の手続きが日本国内とは異なるため、専門家のサポートが必要になる場合があります。
③国内不動産よりも市場の不透明性が高い
海外不動産市場では、情報が入手しにくかったり、信頼できるデータが不足している場合があります。
特に、新興市場や政治・経済が不安定な国の不動産に投資する場合、市場の透明性が低く、投資リスクが高まる可能性があります。
市場の不透明性は、適切な判断を妨げることがあり、予期せぬ価格下落や市場崩壊のリスクに繋がることもあります。
④運用元の信用リスク
クラウドファンディングは、投資家と運用者の信頼関係に大きく依存しています。運用者が適切に物件を管理・運営しない場合、投資家にとって不利な状況が生じる可能性があります。
特に、海外の運用者や不動産管理業者の場合、言語や文化の違いから、コミュニケーションが難しくなることがあります。
さらに、運用者が倒産するリスクも存在し、その場合は投資資金を回収できない可能性があります。
⑤手数料や税金の負担
クラウドファンディングプラットフォームは、手数料を徴収することが一般的です。これには、初期の投資手数料や運用管理費、利益分配時の手数料が含まれます。
さらに、投資先の国での税金や日本国内での課税が発生することもあり、最終的なリターンが予想よりも低くなることがあります。
税制や手数料の理解不足は、思わぬ費用負担につながる可能性があります。
⑥情報格差と言語の壁
海外不動産投資では、現地の市場情報を正確に把握することが重要ですが、言語や情報源の違いから、情報を十分に得られないことがあります。
また、現地の法律や商習慣についての知識が不足している場合、不利な契約を結んでしまうリスクも高まります。
言語の壁は、契約書や報告書の理解を難しくし、コミュニケーションミスが発生することもあります。
⑦現地政治・経済の不安定性
海外投資は、投資先の国の政治的・経済的な状況に左右されるリスクがあります。
例えば、政権交代や規制の変更、経済危機、戦争やテロなどの要因が、不動産市場やプロジェクトに直接的な影響を及ぼす可能性があります。
こうしたリスクが顕在化すると、プロジェクトの遅延や停止、資産価値の急落などが発生することがあります。
サクフリでおすすめしている海外不動産に投資できるクラウドファンディングを知りたい方は、関連記事『海外不動産に投資できるクラウドファンディング』をご覧ください。
不動産クラウドファンディングのデメリットを克服して危険を回避する方法
不動産クラウドファンディングのデメリットを克服して危険を回避する方法は下記の通りです。
①複数の事業者を比較して分散投資をしておく
どんなに対策をしても、100%損失リスクを回避することはできません。
そのため、必ず分散投資することを心がけましょう。不動産クラウドファンディングの魅力は最低1万円の少額から投資できることが強みです。
投資額も少ないので、多くのサービスに登録して、なるべく多くの案件に投資してリスクを分散しておくのがおすすめです。
②優先劣後方式・マスターリース契約の案件を選ぶ
不動産投資で利益を得られるかは、物件の需要が大きく左右します。需要の高い物件であれば家賃収入や売却益も期待でき、反対に需要のない物件では家賃収入が入らない可能性もあります。
そのため、不動産投資クラウドファンディングの多くは、不動産投資のプロが厳選した不動産を提供することでリスクを軽減しています。特に最大のリスク軽減措置は、「優先劣後方式」と「マスターリース契約」です。
優先劣後方式とは、出資者が優先で営業者を劣後とし、万一収益が落ちた場合でも出資者が損しないようにする仕組みです。80%の優先出資で20%の劣後出資の場合は、不動産評価額が下がっても下落率が20%以内であれば、損失は営業者が負担して出資者の元本の評価に影響が出ません。
また、マスターリースとは、不動産オーナーから不動産会社が商業用不動産を一括して借り上げ、その不動産会社が第三者(入居者)に転貸することを目的とした賃貸借契約です。
これらのリスク軽減措置が取られている物件は、限りなくリスクが低いので、安全性を求めるなら、これら2つのリスク対策が講じられている案件を選ぶと良いでしょう。
③余裕資金で運用する
不動産クラウドファンディングのリスクを軽減するためには、余裕資金で運用することが重要です。
不動産クラウドファンディングでは、原則として運用期間中は出資金を引き出すことができないため、資金が必要になった際に対応できなくなります。
また、流動性が低いため、魅力的な案件が見つかったとしても出資することができません。
④少額から始める
不動産クラウドファンディングのリスクを軽減するためには、少額から始めることがポイントです。
不動産投資型クラウドファンディングの一番のメリットと言えるのが、「少額で不動産投資ができる」点です。不動産投資は本来非常にお金のかかるものであり、個人投資家の参入が難しい分野の1つです。数百万円はもちろんのこと、数千万円以上かかることも珍しくありません。
しかし、不動産クラウドファンディングなら、最低額1万円から投資できます。
サクフリでおすすめしている失敗のリスクが低い不動産クラウドファンディングを知りたい方は、関連記事『失敗のリスクが低い不動産クラウドファンディング』をご覧ください。
不動産クラウドファンディングのデメリットを上回るメリット
ここでは、不動産クラウドファンディングのデメリットを上回るメリットを紹介します。
①1口コミ1万円など少額で始めることができる
不動産投資型クラウドファンディングの一番のメリットと言えるのが、「少額で不動産投資ができる」点です。
不動産投資は本来非常にお金のかかるものであり、個人投資家の参入が難しい分野の1つです。数百万円はもちろんのこと、数千万円以上かかることも珍しくありません。
しかし、不動産クラウドファンディングなら、最低額1万円から投資できます。
②不動産の購入・管理などの手間がかからない
不動産を購入すると、不動産業者を仲介として、売主と売買契約を結ぶ必要があります。
売買契約を結んだ後も、不動産の引き渡しのために「決済」や「不動産登記」などの手続きがあり、銀行に出向いたり、司法書士と話し合ったりと何かと時間を取られます。また、運用後は管理などの手間も大変です。
しかし、不動産クラウドファンディングであれば、運用前の事前準備も簡素化されており、運用中も事業者に運用を一任でき、ほったらかし運用が可能です。
③外部要因を受けずらいので安定性がある
米国の長期金利、コロナ感染増加など、外部要因で株は下がってしまいます。どれだけ企業が頑張っても、どれだけ投資家が分析しても、予想外の理由で損をすることがあるわけです。
それに対して不動産投資型クラウドファンディングでは、賃料さえ入ってくれば大きく損はしません。しかも、他の投資手段では総じて元本割れのリスクがあるのに対し、不動産クラウドファンディングではそのリスクを優先劣後方式を採用することで軽減処置を講じています。
優先劣後方式とは、出資者が優先で営業者を劣後とし、万一収益が落ちた場合でも出資者が損しないようにする仕組みです。
多くの事業者が優先劣後方式を採用しており、この仕組みによって元本割れのリスクが軽減されるため、投資家にとっては大きなメリットになるでしょう。
④個人投資できない不動産も扱える
不動産投資型クラウドファンディングでは大型マンションや商業ビル、病院などにも投資することができます。基本的に、よほどの資産家でない限り大型マンションや商業ビルへの投資はできまえん。
しかし、不動産クラウドファンディングであれば1円~大型プロジェクトに投資することができるため、通常投資することができない案件に少額投資してみたい方におすすめです。
⑤安全性が高いのに高利回りが期待できることもある
不動産クラウドファンディングは想定利回りの高いファンドを取り扱う会社が多いため、そちらに投資すれば多くの利益を得られます。
中には20%の利回りを誇っている不動産案件もあるため、各サービスに登録してチェックしてみると良いでしょう。
利回りが高ければ高いほど多くの分配金が得られますので、メリットも大きくなります。利回りは投資前に確認できるため、どのくらいの利益が見込めるかを事前に確認しておきましょう。
まとめ:不動産クラウドファンディングのデメリットを把握して危険を回避しよう
不動産投資クラウドファンディングは失敗リスクもありますが、リスクは抑えることができます。
少額から投資でき手間もかからないという魅力も大きいので、慎重に判断できれば初心者にもおすすめの投資です。
確実にリターンが貰えるわけではありませんが、リスク分散しておけば長期間で着実に利益を出せる投資方法なので、投資初心者の人にもおすすめです。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。